ご挨拶

NPOぐりぐりは、木のおもちゃ専門店「木や」と提携しています。
「木や」がつちかってきたおもちゃへの専門性を、次のステップとして障害をもった子どもたちにいかしたいと、2012年5月に設立しました。
放課後等デイサービス・ピピは、NPOぐりぐりがおこなっている事業のひとつです。

ピピの特長

一人ひとりを大切に（個別のスケジュールと部屋の構造化）

見通しをもって時間を過ごせるように、一人ひとりにあわせたスケジュールを用意します。上から下にむかって時間の流れを示し、活動のときはカードをはがして、部屋のまえにある箱にいれる、という使い方が基本になっています。一人一人にあったスケジュールを用意することで、自分でわかって動く放課後になるようにと願っています。

活動する部屋は、子どもたちが集中して取り組めるようにパーテーションやカーペットなどで区切ってあります。

また、活動によって部屋を変えているので、いま自分がなにをする場所にいるのかが理解しやすくなっています。

上質なおもちゃで遊ぶ

楽しい中から様々な力へとつながることを願い、「木のおもちゃ専門店木や」とタイアップしていろいろなおもちゃを用意しています。「療育＝あそび」と考え、一人ひとりにあった遊びを用意します。遊びの中にあらわれる子どもの成長をともに喜び、次のステップへとつながるように支援します。

一人ひとりにあったおもちゃと遊びを提供することで「できた」「わかった」がたくさんある、充実した時間を過ごしてほしいと願っています。おもちゃで、ぐりぐり遊ぶ子どもたちの笑顔がたくさん見られる場所にしたいと考えています。

自立

ピピが目ざしているのは、将来を見据えての自立した生活です。

そのために、自立課題やお仕事といった活動にも取り組んでいます。自立課題をする中で、自分でできることを増やしたり、支援者に援助を求める方法を身につけていってほしいと考えています。お仕事を通じて、こつこつポイントを貯めて好きなおやつを食べに行ったりすることで『働く』とはどんなことなのか、自分の将来に楽しいイメージが持てるようにと願っています。

ひとりで遊ぶこと・自分で楽しむこと

子どもたちが「いま」を楽しめる活動や遊びに取り組みます。一人一人の「できた」という達成感を大切にしたいと考えています。一人で「できた」までを遊べるから二人でも遊べる、そこから子ども同士のつながりへとコミュニケーションが広がるようサポートします。

どの子にも、楽しい遊びを通じてたくさんの成功体験と人との心地よい関係を経験してほしいと考えています。

選ぶこと

おもちゃや遊び、おやつ、スケジュール（活動）など　たくさんの選ぶ場面・選ぶ要素を用意しています。

それぞれに合わせて「自分で選ぶ」ことをたくさんします。その中で『リクエスト』すること、『交渉』することも経験します。選ぶことも、選んだことを楽しむことも、「これがしたい」と選んだことを人に伝えることも大切です。

『人にあてがわれるのではなく、自分で選んで楽しむことができる人になってほしい』『わがままではなく、上手な自己主張ができる人になってほしい』『自分の人生を自分で歩ける人になってほしい』と願っての取り組みです。

どの子にも、楽しい遊びを通じてたくさんの成功体験と人との心地よい関係を経験してほしいと考えています。

ピピの概要